車両系建設機械(整地等)の実技講習:走行20時間と作業5時間で何をするか

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規程に書かれている実技の範囲

規程第2条第2項の表はこれだけです。

科目 範囲 時間
走行の操作 基本操作、定められたコースによる基本走行及び応用走行 20時間
作業のための装置の操作 基本操作、定められた方法による基本施工及び応用施工 5時間

実技は10人以内の受講者を1単位として行います(第2条第3項)。使う機種やコースの形は、告示には書かれていません。講習所ごとに違うので、案内で確かめてください。

免除があると実技はどうなるか

コース 走行の操作 作業の操作 実技の合計
38時間 20時間 5時間 25時間
18時間 免除 5時間 5時間
14時間 免除 5時間 5時間

18時間と14時間の差は学科です。18時間の人は学科13時間すべて、14時間の人は走行の知識4時間も免除で9時間です。どちらも実技の作業5時間は同じです。

補助教材にある運転の基本

講習の前に知っておくと、指導の言葉が分かりやすくなります。いずれも厚生労働省の技能講習補助教材の内容を要約したものです。実際の手順は講師の指示に従ってください。

乗る前と走り出し

  • エンジンをかける前に、周りを回って油や水のもれ、足回りを見る
  • レバーは中立、油圧のロックはロック側を確かめる
  • 始動モーターを回すのは20秒程度までで、かからなければ2分程度おく
  • 冷えているときは急に回転を上げず、数分の暖機運転をする
  • 走るときは、バケットやブレードを地面から40センチ程度上げる

ショベル系の走行

ショベル系は、上部が回るので、機械の向きによって走行レバーの前後の意味が変わります。走行モーターのある側がどちらかを見てからレバーを入れます。補助教材の4.2.2節でも、機械の向きと走行方向を確かめてから操作するとしています。

坂の途中での方向転換は避けます。止まるときは、短い時間でもバケットを接地させて歯止めをします。

掘る・積む

ドラグ・ショベルの基本で押さえたいのは次の3つです。

  • 機体を水平に据える
  • 路肩でクローラを横向きにして掘ると、逃げにくい
  • ダンプトラックへの積込みは、運転席の上を旋回せず、荷台の後ろから回す

降りるとき

安衛則第160条で決まっている手順です。運転位置から離れるときは、バケットなどの作業装置を地上に下ろし、原動機を止め、走行ブレーキをかけるなどして逸走を防ぎます。補助教材はキーを抜くことも書いています。

修了試験と当日の注意

実技試験は実技の科目について行います(第5条第4項)。採点の項目や合格の点数は告示に書かれていないので、講習所の案内を見てください。

当日の注意は3つです。

  1. 遅刻・欠席をしない:時間を満たさないと修了できない。補講の扱いは講習所で違う
  2. 服装を守る:長袖・長ズボン・安全靴が基本。コベルコ教習所は、雨でも講習を行うので雨具は持参と案内している
  3. 酒を残さない:朝から機械に乗る。前の晩から気をつける

まとめ

  • 実技は走行20時間と作業5時間で、10人以内で行う
  • 14時間・18時間コースの実技は作業の5時間だけ
  • 使う機種は講習所で違う
  • 走るときは作業装置を40センチ程度上げ、降りるときは作業装置を下ろして原動機を止める
  • 採点の基準は告示にないので、講習所で確かめる

よくある質問

未経験でも実技についていけますか?
38時間コースは運転の経験がない人を前提にした区分で、実技が25時間あります。実技は10人以内の単位で行うと規程で決まっています。
実技で使う機械は何ですか?
規程は機種を指定していません。講習所によって使う機械が違うので、ドラグ・ショベルかトラクター系かなどは申し込む講習所に聞いてください。
14時間コースの実技は何時間ですか?
作業のための装置の操作の5時間です。走行の操作20時間は免除されます。18時間コースも実技は5時間で、学科が13時間に残ります。